前回アルプスの少女ハイジの舞台となったマイエンフェルトに行ったときのお話を書きました。
スイス旅行は友達とふたり、一泊二日の旅でした。
今日はスイス旅行全体の旅行記を書いていきたいと思います。
一泊二日のスイス旅〜チューリッヒ&ルツェルン&ベルン〜
スイス旅行は一泊二日のショートトリップでしたが、調べれば調べるほど行きたい都市が出てきて…
二日間のうち一日をマイエンフェルトに使ったので実質一日しか時間がありません。
その限られた時間の中で行ける都市を考え、
- チューリッヒ
- ルツェルン
- ベルン
以上の3都市を観光できるように計画を立てました。
地図を見ても分かる通りそれぞれの都市が近いというわけではありませんが、行けない距離でもありません。
実際に行ってみると一日で3都市観光は意外とできちゃうなぁと思いました。
一日目
前回の続きからなので、一日目の夜から書いていきたいと思います。
17:30 チューリッヒ中央駅着→ホテルチェックイン
マイエンフェルトからチューリッヒ中央駅へと帰ってきました。
今回の宿はチューリッヒで取っていたのでそのまま駅を出てホテルへ向かいチェックインを。
部屋で一息ついてからお散歩がてら夕飯を食べに出掛けました。
18:30 ツォイクハウスケラーにてディナー
チューリッヒの街並みを楽しみつつお目当のお店へ。
スイスは治安がとても良いので女子ふたりで夜に出歩いても全く問題ありませんでした。
ヨーロッパらしい建物。
お目当のお店はこちらです。
「ツォイクハウスケラー」というお店でこちらの建物はなんと1487年に建築された武器庫なんです!
お店の中はビアホールのような雰囲気。
18時半でしたが店内はほぼ満席!すごい人と熱気でした(笑)
予約の時間までなら大丈夫よ〜とお店の人が言ってくれたので無事にお店に入ることができました。
夜も私はやっぱりワイン。
オーダーしたのはスイス伝統料理のマカロニパスタです。
マカロニと茹でたじゃがいもをチーズで和えたベジタリアン向けの素朴なメニュー。
上にかかっているのは玉ねぎのソースですが、メジャーなのはカリカリに揚げた玉ねぎをトッピングする食べ方。
「アルペンマカロニ」と言い、アルプスなど山岳地方で昔から食べられてきたスイスの郷土料理だそうです。
本当に素朴な味でしたが案外ぺろっと食べられました。
お昼同様アルコール1杯、メイン料理1品ずつ頼んで二人で約62€(約7,500円)。
お支払いの時にオランダで使っているデビットカードを渡すと、
「あなたはオランダから来たのね!」とお店の人に言われました。
なんでわかったんだろう?と不思議でしたが聞けるほどの英語力はなく(笑)
他の国に旅行に行ったときもデビットカードを渡すと何回か同じように言われたことがあるのでカードにオランダの情報が入っているのかな?と勝手に思っていますが真相はわかりません…
お店を出た後は次の日の朝食を調達しにスーパーへ行き、ホテルに戻って早めに就寝しました。
二日目
いよいよメインの二日目です!
8:30 チューリッヒ観光
チューリッヒの主な観光名所は大聖堂や教会、博物館や美術館ですが、今回は時間も限られていたので景色が綺麗な「リンデンホフ」という丘にだけ行きました。
リンデンホフはリマト川とチューリッヒが見られ、チューリッヒ発祥の地とも言われている場所。
二日目も一日目以上の雨でしたが、雨でも綺麗な景色を見ることができました。
晴れていたら絶対もっと綺麗だと思いますが、10月末で雨の日が多くなっているヨーロッパではしかたありません。
9:00 チューリッヒ→ルツェルン
早々とチューリッヒ観光を終え、ルツェルンへ向かいます。
ルツェルン行きの片道の切符(23€ ≒ 約2,800円)を買って電車に乗り、乗り換えなしで50分ほどで着きます。
10:00 ルツェルン観光
ルツェルンの観光目的は、ルツェルンのシンボルとも言えるカペル橋に行くこと!
カペル橋とは14世紀前後に造られた全長204mの長い木橋です。
夏のハイシーズンに行くとめちゃくちゃ綺麗な景色が見られるようですが…
うーーーーーん。やはり雨の日は厳しいですね…
橋の中からも八角塔を撮ってみました。
晴れの日に見ると絶対美しいのがわかる故にその景色が見られなかったのはなんとも悔しい(笑)
晴れの日に絶対リベンジに来たいと思いました。
橋から見える街並みも可愛かったです^^
ぜひグーグルマップに投稿されている美しいカペル橋をご覧ください。
11:00 ルツェルン→ベルンへ
ルツェルンの目的はカペル橋のみだったので、続いて最後の目的地ベルンへと向かいます。
ルツェルンからベルンは電車で1時間強、片道33€(約4,000円)。
スイスの物価は本当に高くて切符が日本の新幹線並みです…
ここで予定通りベルンへと向かうはずでしたが、電車に乗った瞬間に友達が忘れ物に気付きそれを取りに行っている間に電車が出発!!
私は電車の中で待っていたので、異国の地で一緒に来ていた友達と離れ離れになってしまいました!
ベルン行きの電車は本数が多くないので合流できるのはなんと2時間後…
しかも購入していた切符はその電車では行けない切符だったようで、切符を確認しに来た駅員さんに言われてしまいました。
スイスの切符、ややこしい〜(涙)
そんなアクシデント続きでしたがなんとか友達とも合流でき、やっとベルンに到着です!
13:30 デッラ・カーサにてランチ
ベルンに着いた時はすっかりお腹も空いていたのでランチを食べることに。
お目当のお店はベルンで最も古いレストランと言われている「デッラ・カーサ」。
1892年創業の歴史あるお店で家庭的な味が地元民にも人気だそう。
ランチでは少し遅めの時間に、しかもおそらく裏口からお店に入ってしまいましたが、お店の人はとってもフレンドリーに快く案内してくれました。
こちらのレストランは政治関係の偉い方も御用達のようで、英語が上手ですごく陽気なお店の方がVIP席で写真を撮らせてくれました!
その席だけの写真は撮れませんでしたが思い出になりました^^
この日もお昼からワインです。白続きだったので赤を。
オーダーしたのはスイスの郷土料理「コルドンブルー」。
スイスの伝統的な郷土料理の一つで肉を薄く叩いてハムとチーズを包んで油で揚げるカツレツのことを言います。
ナイフで切ると中からチーズがとろ〜り。
めちゃくちゃ美味しかったです。コルドンブルー大好きになりました。
お会計は二人で80€(約9,600円)。もはやこの物価にも慣れてきました。笑
14:30 ベルン観光
お腹がいっぱいになったところでベルン観光です。
ベルンは実はスイスの首都!
スイスの首都はチューリッヒだと思っている人が多いと思いますが(私も思ってました笑)、ベルンなんです。
ベルンでの目的は世界遺産でもある旧市街を散策すること。
ベルンに着いた頃には雨が止んでいたので思う存分観光することができました。
どこを見ても美しい街並み。
旧市街には歴史ある建物が数多くあります。
そのうちの一つ、牢獄塔が早速見えてきました。
こちらの塔は13世紀から西門として機能、17世紀半ばに再建されて1897年まで牢獄として使われていたそうです。
牢獄塔の近くの広場でマルシェが開催されていたのでフラッと見てまわっていると、等身大チェスがありました。
ヨーロッパのおじさまたちで大盛り上がり(笑)
そのすぐ前には連邦議会議事堂が。
牢獄塔まで戻り、さらに進むと時計塔が見えてきました。
こちらの時計塔は13世紀に建てられた城門から造り変えられたものだそう。
反対側はこんな感じ。
からくり人形が良いですね♪
旧市街を散策しているとスイス一の高さを持つと言われている大聖堂が。
こちらの大聖堂は1421年に着工されましたが完成はなんと1893年だったそう。
400年以上の長い年月を経て作られたなんてすごいですよね。
正面入り口上部にはエルハルト・キュング作の「最後の審判」があります。
他にもお土産屋さんを覗いたり街並みを楽しんだり。
また、ベルンには中世の時代から湧き水が豊富で街中に100以上もの噴水があります。
なかでも特に印象に残ったのが、「子喰い鬼の噴水」です。
こんなに怖い噴水があって良いのか…と心配になりました(笑)
一つ一つの噴水がどれも本当に個性的でそれを見ているだけでも楽しかったです♪
16:30 ベルン→チューリッヒ空港へ
思う存分旧市街を散策したので、あとはオランダに帰るだけ。
しかし、この帰りの電車がまたアクシデント続きで本当に大変でした…
まずベルンからチューリッヒ空港行きの電車があったのでそれに乗るためにホームに向かうと、電車が遅延しているとのこと。
かなり遅延していて1時間弱は待ちました。
なんとか空港行きの電車が来てあとは空港に着くのを待つだけ〜と電車に乗っているとなにやらドイツ語でアナウンスが…
なにを言っているか全くわかりませんでしたが、電車が遅れてるというアナウンスだと勝手に思い特に気にしませんでした。
ところがいくら待っても空港に着きません。
気になって現在地をマップで見てみると、なんと空港はもう通り過ぎていて別の方向に向かっているではありませんか!
どうやら遅延により電車の行き先が変わったようです。
そんなことある?!と思い急いで次の駅で降り、調べてみると幸い空港から電車で15分ほどのところだったので戻ることにしました。
今度こそ空港行きの電車に乗れてホッとしているところで切符をチェックしに駅員さんが来て、私たちはベルンから空港行きの切符しか持っていなかったので空港の駅で降りれなかったことを説明しましたが…
規則だからと追加料金(二人で27€ ≒約3,200円)を取られてしまいました。
無事空港に着いて飛行機に乗れたのでなんとか事なきを得ましたが、もう内心冷や汗が止まりませんでした(涙)
異国の地でのアクシデントは何度経験しても慣れませんね。
教訓:電車のチケットは事前購入をするべし
スイスは世界的に見ても物価が高いことで有名です。
今回の旅行一泊二日で一体いくら使ったのでしょうか…
計算してみると、航空券とホテル代を含めないで一人約340€(約4万円)でした。
大半を占めたのは次の二つ。
- 食事:約130€(約1万5千円)
- 電車:約180€(約2万1千円)
観光やお土産にはほとんどお金がかからず、食事と電車だけで4万円近く使っていました。
スイスではレストランで食事をすると一回につき一人5,000円がデフォ。
そして電車に至っては長距離を移動したこともありますがやはりヨーロッパの他の国と比べてかなり高いと感じました。オランダ⇄スイスの航空券よりも高いのでは?と思うほど。
今回の旅で学んだことは、電車の切符は事前に購入するということ!
後から調べてわかったことですが事前に購入すると当日買うよりもかなり安くなるそうです。
こちらのサイトが購入方法をわかりやすく載せてくれています▼
次のスイス旅行では切符は事前購入することを心に誓いました(笑)
さらにおすすめはスイストラベルパス
この旅行の時は全く知らなかったんですが、スイストラベルパスという公共交通機関乗り放題のパスがめちゃくちゃお得だったので紹介したいと思います。
スイスの物価はとても高いし、公共交通機関の切符をその都度買うのはかなりの手間、ましてや今回のようなアクシデントがあった時も全く問題ないスイストラベルパスは本当におすすめ!
口コミを見てわかる通り鉄道、バスなどの公共交通機関が乗り放題のほか、ホテル宿泊料やミュージアム入館料の割引までついているのでかなりお得なパスになっています。
よかったら参考にしてみてください♪
まとめ:スイスは物価が高くてもまた行きたいと思える国
長くなってしまいましたが、以上がスイス旅行記となります。
今回は天候が悪く、アクシデント続きで少し大変な旅となりましたが、それでもスイスは素晴らしい!と思えるほど楽しかったです。
治安が良くて街並みが綺麗で幸福度が高いスイスの人たちを見ていると幸せな気持ちで旅行をすることができました。
スイスはまだまだ行きたいところがたくさんあるので、今後も何度か訪れることになりそうです。
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