前回のブログで妊婦健診8回目の32週の時に、「赤ちゃんの頭囲が少し小さいのが気になる」と言われアムステルダム自由大学病院(フライ大学)へセカンドオピニオンの受診をするよう指示されたお話を書きました。
今までは病院に行くとなった時は助産院のすぐそばにあるアムステルランド病院だったのでなんとなく勝手がわかり、通訳のジャパンデスクの方も付いてくれていて特に心配事はありませんでしたが、今回は全く知らない病院での受診となり夫婦揃ってドキドキでした。
予約の方法や院内の様子、どんなことをしたのかなど記録に残しておきたいと思います。
フライ大学でのセカンドオピニオンのお話
まず、セカンドオピニオンの指示があった時に
フライ大学ってどこそれ…
と一番最初に思いました(笑)
調べてみるとZuidの近くで何度も車や電車、バスで通ったことのある病院でした。
この場所に大きい建物があるのは知っていましたが病院だったんですねぇ。
予約の方法
助産院の方からフライ大学へ紹介状を送るとのことで、私たちは病院から連絡がくるのを待つだけでした。
妊婦健診が終わったその日のうちにまず病院からメールが来て、近日中に予約の日程を決める連絡をすると書かれていました。
メールが来て数時間後には病院から電話があり(非通知で笑)、その日は木曜日でしたが翌日の金曜日か週明けの月曜日に早速予約が取れるよーと言われ月曜日に予約することに。
口頭で予約をし、すぐにメールで予約の詳細が送られて来ました。
病院の予約が完了すると助産院からも連絡があり、予約の詳細や病院の住所など助産院の方からもメールを送ってくれました。
受診の流れ(1回目)
当日は車で病院まで行きました。
メールで予約時間の15分前に受付に行くように書いてあったので間に合うように向かい、最初に総合受付で診察券を作ってもらいました。
予約時間と内容、名前を伝えて身分証を渡すとすぐに診察券ができました。
その後産科の受付の場所を教えてもらい(Hでした)、そこに行って予約と名前を伝えると待合室を指示されました。
指示された待合室はほとんど人がいませんでした。
予約時間になりましたがすぐは呼ばれず10分〜15分ほど待ち、エコーの診察室へ呼ばれました。
診察室へ入るとすぐにエコーが始まり、赤ちゃんを見てもらいましたが位置が悪いようでなかなか大きさをしっかり測れず…
別の先生が来てエコーするもそれでもできず…
「いつもこんなに測るの難しいの?」ときつめに言われて悲しくなりました。
今日はもう見れそうにないからまた別の日に来てと言われ、今日は診察がまた別であるからもう一度産科の受付で待っててとの指示がありました。
産科の受付に戻りしばらく待っていると別の先生に呼ばれて通常の診察室へ。
今日測った感じだとやはり頭囲が基準ギリギリで小さいこと、そして腸が少し大きめなのも気になると言われました。
今の段階では助産院には戻せないので問題がクリアになるまでは赤ちゃんや母体に何か異常があれば必ずフライ大学へ連絡してくれとのこと。
次回の予約時にしっかり赤ちゃんを見て、そこで病院に留まるか助産院に戻るかが決まると言われました。
その後持病や妊娠の経過について詳しい問診をしてドップラーでの心音測定、腹部触診、血圧測定を行いました。
エコーで後から来た先生はきつめの女性の方でしたが、最初にエコーをしてくれた男性の先生と別室で診察してくれた女性の先生はとても優しくて良い方でした。
医療英語は私も夫もほとんどわからないんですが翻訳機能を使って丁寧に説明してくださりとても助かりました…
次の診察の予約をするのにもう一度産科の受付へ行き、翌々日に早速予約を取ることができました。
その後念のためにと血液検査をするために別のフロア(上の階)の受付に案内されて4本ほど採血をしてこの日は終わりました。
赤ちゃんの大きさについて問題ないことを確認するための受診のはずでしたが、結局この日は何もわからず、頭囲だけでなく腸の大きさも指摘され、不安だけが残りドッと疲れた一日になりました^^;
なんだかんだ2時間以上病院にいる結果に。
帰宅後、助産院から電話がありこの日の診察について聞かれました。
特に大ごとな感じもなく「OK!じゃあまた次の受診が終わったら連絡するね!」と言われました。
病院に送りっぱなしではなくきちんと助産院側でも状況を把握してくれるのが手厚くてありがたいなぁと思いました。
受診の流れ(2回目)
2回目の受診は診察券をもう持っているので総合受付はスルーし、まっすぐ産科の受付へ行きました。
エコーの待合室へ行くよう指示されちょうど予約時間ぴったりくらいに呼ばれました。
この日の先生は男性でとても優しく丁寧な方でした。
診察室に入って最初に今日の診察の目的について簡単に説明をしてくれて、その後エコーをスタート。
真っ先に腸の大きさを測ってくれて「問題ないよ!」とすぐに伝えてくれたのがありがたかったです^^
その後他の部位もしっかり丁寧に30分〜1時間ほどかけて診ていただき、肝心の頭囲については忘れていたようで最後の最後に「そうだ!頭囲を測ってない!」と慌てて診てくれました(笑)
全ての測定が終わって「今診た限りでは問題は全くない、診察室に呼ぶから少しさっきの待合室で待ってて」と言ってもらいエコーの診察室を出ました。
待合室で5分ほど待っていると先ほどエコーしてくれた先生が来て、
「何も問題はなかったよ!もう君たちがここにいる必要はない、今日の素晴らしい良い天気を楽しんで!」
と言ってくれました。なんて素敵な先生…!!
そんなこんなで2回も大学病院を受診する羽目になりましたが結果的に何も異常がないと言ってもらうことができました。
1回目の受診のあとはどうなるかと思いましたが、安心を確認することができてよかったです。
まとめ
以上、大学病院でセカンドオピニオンを受けた時のお話でした。
頭囲の小ささの他に腸の大きさも指摘された時は夫婦揃って不安になってしまい、
「産後に手術が必要なのかな」
「奇形も併発してたらどうしよう」
といろんなことを考えてしまいましたが、しっかり診ていただいて問題がないことが確認できたので本当によかったと思います。
32週くらいの週数で病院に送られる日本人がいるとは聞いていましたがなかなか情報がなかったので今回記録として残しておこうと思いました。
オランダの妊婦健診は日本に比べてあまりちゃんと診てくれない印象がありましたが、何か少しでも懸念点があればすぐに病院へ紹介状を送ってくれることがわかったのもよかったです。
通常4回しか行われないエコーを7回もしてもらい、大きくなった赤ちゃんの横顔がはっきり写った写真がもらえたのも今思えば良い記念になりました(笑)
海外での妊娠・出産は不安なことが多いですが個人的にはオランダは結構手厚く妊婦に寄り添ってくれているなぁと思います。
出産まであと約一ヶ月、もう少しのマタニティーライフを楽しみたいと思います^^
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