【出産レポ①】無痛分娩予定が急遽自宅で出産しました

出産レポ

 

予定日より一週間ほど早くオランダで無事元気な女の子を出産しました!

出産したその日から家族3人での暮らしがスタートし、ドタバタの毎日を過ごしていますが赤ちゃんのいる生活に少し慣れてきたので出産レポを書いていきたいと思います^^

 

題名にも書いていますが…

無痛の麻酔どころか病院も間に合わず自宅出産になりました〜!

初産とは思えないお産の進みで、本陣痛だと気付いてから一時間半で産まれてしまい急遽自宅での出産となりました。

全てのことが全く予想していなかった展開でなかなかこういうお産の人はいないと言われたので誰かの参考になるということはないかもしれませんが、こんなお産もあるのか〜程度に読んでもらえたらなぁと思います。

 

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オランダで自宅出産をしました

オランダでは基本的に初産の場合、

  1. 5分間隔の陣痛が一時間続く
  2. 破水する

上記のどちらかになった時にまず助産院に連絡をします。

その後助産師が一人家まで来てお産の進みを確認し、子宮口がある程度開いたら病院へ行くと事前に説明されていました。

 

出産兆候

出産兆候と言われているおしるしは正産期に入ってからわりとすぐにありました。

前駆陣痛は臨月に入ったくらいから頻繁にあり、張りだけでなくお腹を下す痛さやお尻の穴付近の痛み、生理痛のような腰痛などいろんな痛みを感じていました。

 

ちなみに陣クスと言われているものは散歩と焼肉くらいしかしていません。

できるだけ早く小さいうちに産みたかったので散歩は正産期に入ってからほぼ毎日してました。
…と言っても一日5,000歩前後で何時間も歩いていたわけではありませんが^^;

 

37w4d

まず最初の出産兆候があったのは37週4日目の時でした。

 

朝ごはんを食べたあとトイレに行くと超微量のピンク色の出血があり、

お〜これがおしるしとやらか。

と思いつつもすぐに出産が始まるわけではないと聞いていたのであと一週間以内くらいかなぁと。

 

38w1d

最初のおしるしから4日後、夜中に定期的なお腹の痛みと張りがあり何度も目が覚めましたが痛みは寝れる程度で朝にはなくなりました。

午前中トイレに行くと今度は生理が始まるくらいの量の出血があり、この出血は3日ほど続いていましたが38w5dに一度なくなりました。

 

こんなに出産兆候があるのに全然本陣痛来ない…

となかなか来ない本陣痛に若干嫌気がさしてきた頃(笑)

 

38w6d

夜中の2時半頃、お腹の痛みと尿意で目が覚めトイレに行くと出血が再びありました。

間隔を測るとだいたい8-9分間隔だったのでいよいよか!と起きてみたり横になってみたり本陣痛に繋がるようにいろいろしてみましたが、朝になるとパタリと痛みが止まってしまいました。

 

えーーー結局前駆陣痛なの?!

一晩地味〜に耐えた痛みは間隔が短くなるどころかなくなってしまい絶望(笑)

 

結局日中は全く痛みがなく、たまたまこの日は妊婦健診で助産師に伝えましたが

うん、生まれるのは来週くらいかな〜?^^

とにこやかに言われて終わりました…

 

出産当日

助産師にも生まれるのは来週と言われ、

結局出産予定日付近かい!

と出産兆候はあくまで兆候なだけですぐに生まれるわけではないのかと思った矢先、生まれました(笑)

そして生まれたのは出産が多いと言われる満月、日本でいう中秋の名月の日でした。

 

39w0d

夜中3時頃、お腹の痛みと尿意で目が覚めました。

前日同様痛みは約10分間隔でありましたが、

昨日だって起きてたのに結局なくなった。もう寝不足は辛いから意地でも寝る!

と睡眠を優先して無理やり寝ることにしました。

 

朝になって痛みはなくなりはしませんでしたが遠のき、間隔は30分になったり10分になったり60分になったりと不規則。

結局丸一日そのくらいの不規則な痛みが続きました。

 

夜になっても間隔が不規則&短くならないので期待せず完全に前駆陣痛だと割り切りますが、痛みがくるともうめちゃくちゃ痛い!

夫とボードゲーム(笑)をしていましたが、痛みがくるともう呼吸を意識しないと耐えられないほど。

前駆陣痛でこんな痛いのかよ…

と思っていましたが、今思えばこれは前駆陣痛ではなく本陣痛だったようです。

 

夜寝る前まで20分〜40分間隔で不規則な痛みが続いていましたが痛みの間隔が長かったので波がきていない時は普通に動けてお風呂に入れるし歯も磨ける、スキンケアや妊娠線ケアもしっかりでき、ストレッチまでしていつもと変わらぬ夜を過ごしていました。

呑気に夫と満月が綺麗だねーなんて話すくらい(笑)

 

39w1d

ベッドに入ってからうとうとして寝れるかなーと思うも、やはり波がくると痛すぎてほぼ寝られず。

痛みは強くなるが無言で呼吸を意識すれば耐えられるし、間隔が短くならないのでまだ前駆陣痛だと思い無理やり寝ようとする(笑)

 

1時半頃、声が出るほど痛みが強くなる。

夫は隣でスヤスヤ寝ていましたが、

痛いー…痛いー…

と唸る私に気付き起きてくれました。(普段は一度寝ると全く起きないので奇跡!)

 

2時頃、寝ていられないほど痛くなり陣痛の間隔を測り始めると10分間隔に。

ここであまりの痛さと陣痛の間隔が不規則じゃなくなったことでようやく本陣痛だと気付く。←遅い笑

こんなに痛いけどまだ10分間隔だから…と産院に連絡するのを躊躇っていましたが、おそろしいことにここから一気に陣痛の間隔が短くなります。

10分→7分→5分→3分→2分と30分もしない間に一気に2分間隔に!

 

2時半、夫が助産院に電話。

すぐに来てくれるとのことでしたがもうこの時点で陣痛がくると痛すぎて獣のように叫んでいました。

私の場合横になってるよりも立っていた方がまだマシな気がしてベッドに手をつき立ちながら痛みに耐えるも両足は震えてガクガク。

 

2時40分頃、破水をする。

あ、破水した。

とわかるくらいパシャっと音がして生暖かい液体が出てくるのがわかりました。

破水すると今までとは痛みが変わり、赤ちゃんが出てくる感覚になりいきんでしまう!

本当にお股からスイカが出てくるイメージでした。

 

2時45分頃、助産師が家に到着。

やっと来てくれた!これでどうにかしてもらえる!

と思うももういきんじゃうしこのまま移動なんて到底無理。というかほんとにもう産まれそう。

陣痛が来て「痛いーーー!!!」と日本語で叫びまくる私に、

「痛い」の意味わかるよ!

と英語で痛いという日本語を理解していることを伝えてくれる助産師。

 

ここで妊娠中は産後にしか出番がないと思っていたクラームパケット(産前産後に必要な医療品詰め合わせ)が大活躍!

もともと急な破水に備えてクラームパケットに入っていたベッドカバーの内側に入れるビニールを敷いていましたが(クラームゾルフの方から指示があった)、助産師が内診をする際ベッドを汚さないために吸水シート?をベッドに敷いてくれて、いざ内診。

ところが、おそらく内診するまでもなく赤ちゃんの頭がもう見えていたのか驚いた表情をした後、すぐに車に器具を取りに行くと言って再び夫婦置き去りに^^;

 

助産師がいなくなってからも止まらない陣痛。いきみ逃しなんて全くできない。というかもう出てくる。

産まれるーーー!!!!!

と会陰裂ける感覚あるが(これに関しては全く痛くない)、もうすぐそこまで赤ちゃんが出てきている感覚があり全力でいきむ。

 

そしてついに…

2時58分自宅のベッドの上で元気な女の子が産まれました。

 

産まれた瞬間助産師は玄関まで来ていましたが間に合わず、出てきたのを見たのは夫のみ(笑)

すぐに赤ちゃんは控えめだけど元気な可愛い声で産声をあげてくれて、私は痛みが一気になくなって終わったーーーと開放感!

Hello baby! Congratulations! Welcome to the world♪

と言いながら助産師が赤ちゃんを診てくれます。

 

オランダではパートナーがへその緒を切るのが一般的で、それは自宅出産でも同じようで赤ちゃんのへその緒は夫が切ってくれました。

私は会陰が切れていたのでベッドの上が血まみれになる前に助産師が吸水シートを大量にベッドに敷いてくれて、その上に寝かせてもらいそのままカンガルーケア!

産まれたてホヤホヤの赤ちゃんあったかくて可愛くて癒されました…

 

カンガルーケアをしている間に助産師は私の会陰の傷を見たり出血を抑える注射をしてくれたり、産後の母子の処置をテキパキとしてくれました。

急な自宅出産でしたがさすが自宅出産の多いオランダの助産師、慣れてます。すごい。

 

3時半頃、助産師のトレーニーの子が一人到着しました。

もともと出産時に立ち会う予定だったようですが間に合わず産まれてしまいました(笑)

 

その後カンガルーケアを終えた赤ちゃんの体重を測り、身体を綺麗に拭いてもらって夫が洋服を着せてくれていました。

そして私は会陰の傷が自宅ではケアできず麻酔をして縫わなければいけないと言われ、さらに出血が多くて動くと危険だったので助産師が救急車を呼んでくれました。

 

4時頃救急車が到着し、玄関までストレッチャー?が来てくれて初めてベッドから起き上がりましたが貧血でフラッフラ!びっくり!

とにかくゆっくりでいいからと言われて亀さんのようにゆーーーっくりと歩きストレッチャーに無事横になることができました。

横になってからはもう快適で段差もほぼ感じることなく救急車に乗り込むことができました。

夫と赤ちゃんは車で病院に来てくれるとのこと。

搬送先の病院は家からすぐでしたし、救急隊の方も優しくて英語がほとんど話せない私でも何も問題なく搬送されました(笑)

救急車の中で生年月日と名前など聞かれたくらいであとはオランダに住んでどれくらいなのーという世間話をしたくらいでした。

 

Next→搬送された病院での様子について

かなり長くなってしまったので病院に搬送されてからの様子については次の記事に書きたいと思います。

 

まさか自分がこんな経産婦さん以上に早いお産になるなんて全く思ってもいなかったので本当に驚きました。

そして不規則な本陣痛があるのも知りませんでした。
(どのサイトを見ても不規則な痛みは前駆陣痛って書いてありましたし…)

若干トラウマになるくらいの速さで産後は産後メンタルも相俟って出産の話をするたびに泣いてしまっていましたが(笑)スピード安産だと言ってもらえることも多く、今となっては良い経験になったかなと思えます。

 

そんな状況でも夫が常にそばにいて支えてくれたこと、そして何より無事元気に産まれてきてくれた赤ちゃんに感謝ですね^^

 

では、病院に搬送された続きは次の記事に♪

 

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