妊婦記録1〜3は主に助産院について書いてきたので、今回は妊娠初期症状について書いていきたいと思います。
妊娠初期と言えば、”つわり”が気になるところですよね。
私は妊娠前に実母のつわりが大変だったことを聞いていたので、それなりに覚悟して妊娠に臨んだつもりでしたが…想像するのと実際に体験するのでは天と地の差がありました。
人一人産むのにこんな地獄を見るのか…と想像を遥かに超える壮絶なもので。
「つわりは遺伝しない」と言いますし、母が食べづわりと吐きづわりだったのに対し私は吐きづわりだったのでたしかに症状は違いました。
つわりの症状は人それぞれ、一人目と二人目でも大きく変わる場合があるそうなのであくまでも一例として読んでもらえればと思います^^
つわり症状について
つわりが始まったのが6週、完全に症状がなくなったのが18週だったので私は12週間つわり症状に悩まされました。
主な症状は次の3つ。
- 吐きづわり
- 匂いづわり
- 痰づわり
実は5週の終わり頃から若干気持ち悪いような感じはありました。
でも食べ物をこまめに食べるようにしていると気持ち悪さがなくなったので「もしや食べづわりか?」と思っていましたが、6週からは嘔吐嘔吐の日々で結局食べづわりの症状はありませんでした。
つわりの12週間の過程詳細はこんな感じ…
6週
- 毎日3-5回嘔吐の吐きづわりがスタート
- 匂いづわりも始まりほぼ全ての匂いがダメになる
- 身体を起こしていられない
- 一週間で2.5kg体重が減る
トイレまで間に合わないので常に枕元に嘔吐用のバケツをスタンバイしてました。
7週
- 水が飲めなくなる
- ゲップの頻度が増す(そのまま嘔吐)
- お腹が空く感覚がなくなる
- トイレの回数は一日一回程度
- 湯船もシャワーもダメになる
- 食べられるものはガリガリ君のみ
- 妊娠前から合計5kg体重が減る
- 痰づわりが始まる
食べても吐くし食べなくても吐くし匂いだけで吐くし痰を出す勢いで吐くし胃液を吐くこともしばしば。
尿はほとんど出なくなり食べてないのになぜか快便。笑
夜の方が悪化するので朝シャワーを浴び食べられるものを食べるようにしていました。(モーニングシックネスとは…)
8、9週
- 水を少量飲めるようになる
- 吐く量と回数が少し減る
- 身体を起こせるときもある
- 歯磨きがダメになる
6、7週に比べると少しだけ調子がよかったと思います。
常に気持ち悪さと嗚咽と吐き気はありました。
10〜12週
再びピーク時(6、7週)と同じ症状。
13週
- 吐く回数が一日一回程度になる
- 昼間家の中なら動けるようになる
- 甘いものが食べたくなる
13週でようやく妊娠前想像していた耐えられる体調不良くらいになりました。
常に気持ち悪さはあるものの吐く回数が一日一回になっただけでずいぶん楽に。
これまでほぼ100%シャワー中に吐いていましたがシャワーを浴びても吐かなくなったのもこの頃です。
14週
- 調子が良ければ外に出られるようになる
- すんなり水が飲めるようになる(気持ち悪くならない)
- 食後1〜2時間はずっと気持ち悪い
15、16週
- お腹が空く感覚はないが食べられるものが増える
- 薬を飲まないとまだ吐く
- キッチンに立てるようになる
安定期に入っても病院で処方された妊娠悪阻の薬が手放せず…
6週からずっとキッチンは出禁でしたが16週でようやくキッチンに立って簡単なものなら調理ができるようになりました。
ただ匂いづわりが厄介で玉ねぎやオリーブオイル、食器用洗剤の匂いで嘔吐。
17週
- 朝昼はほぼ妊娠前と変わらず過ごせる
- 薬を飲む回数が減っても吐かなくなる
夜の気持ち悪さ以外はほぼ完全回復に。
18週
つわり症状卒業!
ただ寝る直前の気持ち悪さや歯磨き後の嗚咽は今もまだあります。
そして匂いづわりが最後まで厄介で21週頃まで特定のものの匂いを嗅ぐと気持ち悪くなっていました。
食べられたもの
- パン
- ご飯
- カレー
- そば
- ガリガリ君
- フルーツ(いちご、りんご、キウイ、グレープフルーツ)
- ゼリー
- 梅干し
- お茶漬け
- 冷やし中華
- 納豆
私はつわり中食べられるものはほぼ毎日変わりました。
どうしても食べたかったのに食べると次の日にはもう食べられなくなったり…
本当不思議ですよね。
食べられなくなったもの
- お肉(特に鶏胸肉)
- サラダ
- オリーブオイル
- ヨーグルト
- アボカド
- キムチ
- オートミール
- ミニトマト
- ブロッコリー
- フルーツ(ぶどう、みかん、バナナ)
- ジャンクフード
食べられなくなったものは妊娠前にほぼ毎日食べてたものです。
匂いはもちろん姿形を見るのも一切ダメになりました(笑)
マックのポテトが食べたくなると聞きますが私はジャンクフードは無理になり…
本当につわりの症状って人それぞれなんだなぁと思いました。
ダメになった匂いと対策
- 食器用洗剤
- 冷蔵庫
- 玉ねぎ
- にんにく
- オリーブオイル
- ボディーソープ
- 歯磨き粉
- 炒め物
吐きづわりと同じくらい匂いづわりもすごい辛かったです。
つわり期間中は夫が全ての家事をしてくれていて、私が起きる前に部屋の換気をして作り置きを作ってくれていたのですがそれでも朝起きたときに料理の残り香で吐いてしまっていました…
柔軟剤と洗剤はもともと無香料のものを使っていたので問題なし。
つわりを機に食器用洗剤も無香料のNeutralに変えました。
冷蔵庫の匂いは本当にダメで安定期過ぎた頃一度冷蔵庫内を夫と大掃除。
重曹とアルコールで庫内全てを拭き上げ、臭い取り用に重曹を設置、生ゴミ入れを袋から密閉容器に変えて中には臭い消しにコーヒーの粉を入れるようにしたら改善されました。
(匂いづわりが治ってきていたのもありますが)
また、玉ねぎや炒め物の匂いは安定期後もしばらく気持ち悪くなったのでマスクをして料理をしていました。
痰づわり
吐きづわりや食べづわり、匂いづわりなどは妊娠前から知っていましたが私は痰づわりの症状もありました。
痰づわりは常に喉に痰が詰まっているような感覚でそれを吐き出そうとするとそのまま嘔吐してしまう流れでした。
常に痰を吐き続けていたので日本から持ってきていた箱ティッシュは一ヶ月もしないうちに5〜6箱使い切ってしまい、オランダでティッシュを買いましたがこっちのティッシュは謎に匂い付き…
匂いづわりでただでさえ匂いに敏感だったので本当に地獄でした。
つわりの薬について
私は助産院で妊娠悪阻の薬を処方してもらいそれを飲んでいました。
薬は妊娠中でも飲める吐き気止めの成分とつわりに効果的と言われているビタミンB6の成分が入っているものでした。
日本では悪阻の薬について聞いたことがなかったので「薬あるのか…」と驚きました。
薬は特効薬というよりは毎日5回吐いてたのが2回になる程度の気休めのようなものではありましたが、終盤では薬を飲んでいないと吐いてしまうことがあったので多少の効き目はあったんだと思います。
私は錠剤で乗り切れましたが、座薬の薬もありそっちの方が効き目はあるようです。
ちなみに日本でもビタミンB6はつわりに有効と言われているそうで、探してみるとこんなものが見つかりました。
つわり中は藁にもすがる思いなので日本にいたら私は多分買っています(笑)
まとめ
以上が私のつわり症状についてでした。
つわりの辛さは忘れると聞くので備忘録も兼ねて書いてみました。
妊娠初期はお腹も出てないし胎動も感じないしただただつわりの症状が辛くてポジティブな言葉は全く頭に入ってこず、「妊婦やめたい」「いつ終わるの」とひたすらネガティブなことを考えていました。
安定期に入ったら楽になる…と信じて乗り越えましたが私の場合安定期に入ってもしばらくは完全復活できずしつこいつわりが本当に辛かったです。
それでも初めてのエコーで赤ちゃんの姿を見たり、だんだんお腹が大きくなるのを感じて今ならつわりを頑張って乗り越えてよかったと思えます。
そしてコロナの影響でつわり期間中夫が在宅ワークで毎日家にいてくれたのは本当に助かりました。
夫の支えがなければ間違いなく乗り越えることはできなかったと思います。
あとは意識がない時が一番楽だったので私はひたすら寝ていました。
どれだけ寝ても起きたら気持ち悪いし吐いてしまうので起きている時の対策は最後まで見つけられませんでした^^;
でも辛くて辛くて地獄のような3ヶ月でしたが本当にちゃんと終わりはありました。
もし第二子を妊娠することがあれば、このつわり期間を思い出してまた乗り越えたいと思います(笑)