オランダに引っ越してしばらくすると日本人の友達が少しずつ増え、いろんなお話をするようになって気づいたことがありました。
それはほとんどの奥さんが旦那さんとタイミングをずらして引っ越してきていたということ。
帯同するタイミングは旦那さんの会社の事情や奥さんの仕事の都合など様々な理由で決まると思いますが、
改めて振り返ってみると奥さんが一緒に帯同する場合と時期をずらして帯同する場合、どちらもそれぞれにメリットがあるように感じました。
今日は私が夫と同じタイミングで帯同して感じたメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
夫と一緒のタイミングで海外へ引っ越すメリット・デメリット
私たちは引っ越す数ヶ月前に一度夫がオランダに来て家探しを済ませてくれていたので、家は決まった状態でのお引っ越しでした。
メリット
まずはメリットから。
1. 一緒に入国ができる
私が思う最大のメリットは、日本から一緒に飛行機に乗って一緒にオランダに入国できること。
海外旅行どころか空港や飛行機すら慣れていなかった私は、
一人で大きな荷物を抱えて空港へ行き、十数時間飛行機に乗ってオランダに着き、入国審査で入国理由を英語で説明する自信が全くありませんでした。
夫と一緒のタイミングで帯同を決めた一番の理由はここにあります。
おかげで日本からの移動は何の不安も心配もストレスもなく、安心して入国することができました。
2. 引っ越しが一回で済む
夫婦二人一緒に荷物を送ったので、航空便と船便それぞれ一回ずつのみの荷物搬入でした。
旦那さんと時期をずらして奥さんが引っ越した場合、搬入が数回に分けて行われたので家具家電の配置や荷物の整理が大変だったというお話を聞いたことがあります。
一緒のタイミングでの帯同は引っ越しが一回なので片付けが一度で済むのはたしかにありがたかったです。
ご近所さんへの引っ越しのご挨拶、家のオーナーさんや契約した不動産屋さんとの打ち合わせに参加できたのもよかったです。
3. 手続きが一度にできる
海外への引っ越しは着いてから行わなければならない手続きがたくさんあります。
移民局での住民登録やビザの申請、銀行での口座開設やデビットカード作成、大使館と市役所での運転免許証の書き換えなど。
私一人で全て行うのはできないので夫と一緒にできたのは助かりました。
デメリット
続いてデメリットです。
1. 生活環境が整っていない
同じタイミングで引っ越すので引っ越し先の生活環境はもちろん整っていません。
家具家電付きの賃貸なので基本的にはすぐに住めるようになっていましたが、通信環境(wi-fiやテレビの契約がない等)の部分が特に大変だと感じました。
2. 身近に頼れる人がいない
移動してすぐ何もわからない状態の時、旦那さんが先に引っ越していると多少頼れることもあると思いますが、
同じタイミングで引っ越すとお互いその場所が初めてなので何かトラブルがあっても一緒にがんばるしかありません。
お互いの人脈もほとんどないので頼れる人がいないという意味ではデメリットになるんじゃないかなぁと思います。
3. 対応することが多い
引っ越して諸々の手続きを終えると、銀行のカードやwi-fiの機械など家にいろんなものが郵送されます。
それらは受け取りにパスポートなどの身分証が必要なことが多く、日中夫が会社に行っている間一人でその対応をしなければいけませんでした。
英語が堪能であれば容易いかもしれませんが、英語が全く話せない聞き取れない、引っ越してまだ一週間ほどの私は毎日ドキドキしながら対応しました。
我が家の場合引っ越したその週から毎週、週の半分以上夫が別の国へ出張だったのでなおさら大変でした…
夫が不在の間引っ越してすぐだったこともあり家に不具合が起きオーナーさん(オランダ人)が来訪、それを一人で全て対応、夫が帰ってこない広い家で誰にも頼れず土地勘もわからないので外にも出れなかったこの時期はオランダ生活史上一番辛かったです。
まとめ:それぞれにメリット・デメリットがある
旦那さんと引っ越しのタイミングが同じでも違くてもそれぞれにメリットとデメリットはあると思います。
どちらにしても引っ越してすぐは慣れない環境で生活を整えなければいけないので大変ですよね。
このメリットとデメリットは実際に引っ越すまでわからなかったことなので、今回改めて振り返ってブログに残せてよかったです。