前回に引き続き今回も出産レポです。
病院で無痛分娩の予定が急遽自宅での出産になったというお話を前回書きました。
自宅で出産を無事に終えたはいいものの会陰の傷が自宅ではケアできず、出血が多くて動けなかったので救急車で病院へ行くことに。
今日はその続きから書いていきたいと思います^^
出産後の病院でのケアについて
病院に着いてからは会陰のケアがメインでその日のお昼過ぎには車で自宅に戻れました。
病院到着
病院に着いたのは早朝4時15分頃。
ストレッチャー?で個室に運ばれて病室内のベッドへ移動。
私が着いた時はまだ夫と赤ちゃん、助産師は到着していませんでしたが、10分ほどするとみんな個室へ集まってきてくれました。
夫は2時間前に産まれたばかりの赤ちゃんを一人で車に乗せて来てくれました。ドキドキですよね(笑)
搬送先はアムステルランド病院でしたが早朝で通常のエントランスは閉まっていたので緊急の入り口から入ったよう。入り口を探すのに手間取って少し遅くなったみたいです。
妊娠中にどういう事態になってもいいように緊急の入り口を確認しておけばよかったなぁと少し思いました。
最初に個室に着いたのは助産師のトレーニーの子で、
何か飲み物でも飲む?
と聞いてくれたのでお水が欲しいと伝えると持ってきてくれました。
産後で喉が渇いていたのでとってもありがたかったです^^
会陰縫合
全員(助産師、夫、赤ちゃん)が揃い、まずは助産師がケアのための問診票を記入してくれました。
コンタクトを入れているか、歯列矯正をしているか、などなど簡単な問診に私は答えるだけ。
5時過ぎ頃、医師が来てベッドの下半身部分が開き、いよいよ縫合スタート。
皮膚表面に麻酔をかけチクチクチクチク縫われます。
医師は助産師のトレーニーの子に教えながら?話しながら?わりと長い時間縫っていたと思うので結構な傷だったようです。
縫われている感覚はあるけどそこまで痛くはありませんでした。
一番最後に、
今から縫うところは痛いよ。
と言われ、そこだけは本当に声が出るほど痛かったです…
あまりの痛さに無理!!!と思いましたが一針だけだったのでその一回で痛みは終わりました。
それにしても痛すぎた…
ベッドが元に戻り、助産師たちは撤退。本当にお世話になりました。
朝ごはん
正確には朝ごはんではないんですが、何か食べる?と言われたので何があるか聞きチーズのサンドイッチと紅茶、夫はコーヒーをもらうことに。
オランダで出産したら食べるマウシェスがかかったクッキーも一緒に出てきました!
女の子なのでちゃんとピンク色のマウシェス♪
これはオランダならではだなぁと思いました^^
ちなみに味は嫌いではないんですが、この時はあまり食べたいと思えず夫が美味しくいただきました(笑)
シャワー
サンドイッチで腹ごしらえをした後、6時くらいにシャワーを浴びるように言われました。
貧血でフラフラだったのでベッドからは車椅子のようなものに乗せてもらい、シャワーブースに行き服を脱いでそのままその車椅子に座ったままシャワーを浴びました。
と言っても体を洗い流すだけだったので数分で終了。
シャワーや着替えは看護師さんが手伝ってくれて、車椅子に座ったまま尿も出すようにと言われました。
その車椅子はちょうどお股部分が開いていて用を足せるようになっていました。すごい。
一時間前にお股を縫ったばっかりで尿を出すのは少し勇気がいりましたが、思ったよりもすんなり出て痛みもあまりなかったので一安心。
仮眠
シャワー後は少し寝た方が良いと言われ、夫と赤ちゃんと個室に残されました。
夫が赤ちゃんをずっと抱っこしてくれていたので私はしばらく横になって休むことに。
少しでも寝たかったんですがあまり寝られず、目を閉じて横になっていました。
夫もほぼ一睡もしていないので後半は私がベッドで赤ちゃんを抱っこして夫にソファーで仮眠を取ってもらいました。
状態確認
8時半頃看護師さんが私と赤ちゃんの状態の確認をしに来てくれました。
赤ちゃんは胎便が出ていて元気でしたが体温が少し低いとのことで、体温が上がるまでおっぱいを吸わせることに。
私もしばらく休んでいたので貧血もずいぶんマシになっていました。
ここで私に薬が出されていたので処方箋を受け取って夫が薬局へ取りに行ってくれました。
そしてまた朝ごはん何か食べるー?と聞かれたのでジャムのサンドイッチとりんごジュースをもらい、赤ちゃんにおっぱいを吸わせながら少しのんびりできました。
オランダの病院はすぐに帰らされると聞いていたので朝9時くらいには帰ることになるかなぁと思っていましたが、思ったよりも長く病院に居させてくれました。
昼ごはん
11時半頃、お昼ご飯食べるー?と食事を出す人がまた聞きに来てくれました。
何があるか聞き、スープと卵とパン2枚とりんごジュースを夫と二人分もらうことに。
日本の大きい病院にお世話になったことがないんですが、付き添いの人の分もご飯が出るのは嬉しいな〜と思いました。
パンと卵は普通のものでスープもそんなに期待していませんでしたが美味しかったです♪
最終チェック
最後に赤ちゃんの体温を再度確認し、車からチャイルドシートを持ってきて赤ちゃんを乗せ、私は車椅子に乗ってチャイルドシートを抱えて無事13時半頃退院(?)することができました。
なぜチャイルドシートを持ってこなければいけなかったのか謎ですが…
我が家のチャイルドシートはトラベルシステムではないので、車椅子に乗りながらチャイルドシートを抱えている姿はわりとカオスでした(笑)
Next→産後一週間のレポ
以上、出産後病院へ搬送されてからの様子についてでした。
自宅出産をしたものの結局病院へお世話になってしまいましたが、思っていたよりも長く病院で身体を休めることができましたし、食べ物や飲み物も想像以上にたくさん出していただけてとても助かりました。
全く想定していなかったお産になり、何一つ予定とは違うものになりましたが、海外での予想外の出産でもどうにかなるものなんだなぁと思いました。
もちろん助産師さんや病院の方、そしてそばにいてくれた夫と無事に産まれてきてくれた赤ちゃんのおかげです。
かなりレアケースではありますが、自宅出産の多いオランダで貴重な経験ができたのかなぁと今では思えます^^
さて、無事に出産を終えて病院から自宅へ戻り、いよいよ家族3人での生活がスタート!
日本では出産後しばらく病院で過ごすことがほとんどだと思いますが、オランダでは出産したその日から早速自宅で赤ちゃんとの生活が始まります。
産後一週間の生活についてもブログに書いていきたいと思うので、次回からは産後レポです♪
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