海外での駐在生活は永住ではないので期間限定です。
一回の期間が長い人や国が変わって海外生活が長くなる人もいると思いますが、最終的には日本に帰る駐在員がほとんどだと思います。
おそらくオランダの駐在が終われば私たちも日本に本帰国することになります。
本帰国してからのお金のことはオランダに引っ越す前からずっと気がかりでした。
今は海外生活での手厚い補助であまりお金の心配をしなくとも生活ができていますが、日本に帰ってから住む家や自分の仕事、老後の貯金はどうしよう…
いろんな不安が頭をよぎりオランダに住み始めたばかりの頃からネットで日本の家探しや職探しをしたり(笑)
結局今すぐできることと言えばオランダ生活中に少しでもお金の知識を身に付けることくらいで、そこからお金に関する様々な本を読むようになりました。
今日は日本に本帰国してからのお金のことについて思うことを書いていきたいと思います。
日本に本帰国してからのお金の対策
まずお金のことについて私が最も参考にしている本がこちらです▼
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いくつかお金に関する本を読みましたが、こちらの本が一番簡単でわかりやすくお金の知識が全くない私でも理解しやすかったです。
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はじめに…
私たち夫婦は20代半ばで結婚し、そのまますぐにオランダへ引っ越してきたので家の購入はしていません。
投資系も一般的によく聞く話ならまだわかりますが詳しいことは何一つわかりませんし、賭け事はやりません。
もちろん銀行の話も不動産の話もよくわかっていません。
今専業主婦をしている私は日本に帰ってから戻る職場もありません。
また、授かれればいずれは子どもが欲しいとも思っています。
「お金を増やすなら投資が一番」なんて話もよく聞きますが、騙されるんじゃないか…お金が減るんじゃないか…と思うとなかなか手が出せません。
そんな状態で日本に本帰国してからどのようなお金の対策をすれば老後を心配しないで安心して生活できるかを考えてみました。
今は銀行にお金を預けていても利息はほんの少ししかもらえません。それでもお金を銀行に預ける人がほとんどだと思います。
私自身お金の管理は現金で持っておくか銀行に預けるかしかないと思っていました。
ですが、どうやら知識があれば持っているお金を安全に増やせる可能性がある方法がいくつかあるみたいです。
1. 国債を買う
一番安全で銀行の定期預金よりも良いと言われているのが日本国債の購入。
国債って何?
国債とは国の借金のことで国の債券です。
これを買うと国にお金を貸したことになり少しだけ利息が付いてお金が返ってきます。
元本保証
国と言えどお金を貸したら減る可能性があるのでは?と思いますが、個人向けの日本国債は途中で解約しない限りは減らないそうです。
国が保証しているので銀行に預けているより安全と言われています。
国債についての詳細は財務省のHPがとてもわかりやすく書いていました▼
一番良いと言われているのが個人向け国債の変動10年型。
メガバンクの定期預金の利回りが0.1%くらいの時に、国債は0.3%くらいだったようなので銀行に預けるよりは良さそうですよね。
この頃銀行の定期預金の金利が年0.04%だったのが今は新型コロナの影響で年0.002%へ下がったとのこと…ですが国債は年0.05%の最低金利を保証しています。
2. NISA口座でインデックスファンドを買う
国債を買ったら次はNISAの口座でインデックスファンド(投資信託)の購入をしたいと思っています。
投資というと上がったら大儲け、下がったら大損のイメージが私はありますが、そうではない堅実な人向けのコツコツ型運用もあって、
それは減るかもしれないし増えるかもしれない。けど長い目でみたら100万円が平均105万円になる。
そんな運用方法。
そこで必要になるのがNISAなのですが、お金について知識がなかった私はそもそもNISAがどんなものなのかもよくわかっていませんでした。
NISAは国がすすめている制度で税金が安くなるので、投資信託を買うなら絶対に利用した方が良いものみたいです。
NISAって何?
投資信託などでお金を運用して得た利益には税金がかかります。
その税金は所得税と住民税合わせて利益の約20%も…!
ですが、NISA口座で購入すると5年間はその税金を支払う必要がないとのこと。
通常利益の80%しか手元に残らないのが、NISAで買うと100%手元に残る!絶対使うべきですよね。
NISAの口座は平成27年まで100万円までしか枠がありませんでしたが、今は120万円まであるのでその枠をフルに使いたいところ。
NISAについては金融庁のHPが詳しく書いています▼
投資信託について
投資信託はお金をプロ(金融機関)に預けて自分の代わりに運用してもらうこと。
投資信託はいわゆる「詰め合わせ」で、例えば株だと一つの会社の株を買うのではなくいろんな会社の株を少しずつ購入するので分散して投資をすることができるそうです。
一つの株だけ買うとその株が大暴落した時に大きな影響を受けますが、投資信託で購入した株のどれか一つが下がっても全体でみたら影響を減らせるという考え。
運用している資産を大きく増やす可能性は減りますが、その分大きく減る可能性も減るので負のリスクを取りたくない私にはぴったりだなぁと思いました。
一人で何社も株を買うのは大変ですが、プロにお金を預けて代わりに全部やってくれるのであれば投資信託はかなり良いシステムのように思えます。
インデックスファンドとは?
投資信託には大きく分けて、
- アクティブファンド(人が株を選ぶ)
- インデックスファンド(指標に合わせて自動的に買う)
の2種類があります。
アクティブファンドはプロ(人)が株や債券を選んで買い、インデックスファンドは日経平均などの指標に連動して自動的に購入するもの。
私のような投信初心者が買うのはインデックスファンドの方が良いみたいです。
理由は過去の実績でプロが運用するアクティブファンドの平均がインデックスファンドに勝ったことがほとんどないのと、アクティブファンドは人が運用するのでその分人件費がかかり購入する際の手数料が高いからだそう。
なんだかいろんな言葉が出てきましたが投資信託をするときは、
- NISAの口座を使う
- インデックスファンドを買う
これは忘れずに覚えておこうと思います。
インデックスファンドも種類がたくさんありますが、海外・国内ともに手数料が低いものを選ぶのが良いとのこと。
3. 確定拠出年金を始める
最後は確定拠出年金です。
これも聞いたことはあるけどなんなのか全くわからなかったものですが、知ってみると一番お得なシステムなのでは?と思いました。
年金の種類
年金は大きく分けて3種類。
- 国の年金(厚生年金や国民年金などの公的年金)
- 企業の年金(企業が運用する年金で国の年金とは別物)
- 個人の年金(保険会社などが運営する年金で国の年金とは別物)
まずそんなに年金に種類があるのも知りませんでした(笑)
確定拠出年金は上記3種類のうち、企業の年金に分類されます。
確定拠出年金とは?
企業の年金は、今までは企業がまとめて社員の年金を運用し、老後一定額が公的年金に上乗せされる「確定給付年金」という制度が主流でした。
しかし今はその老後上乗せする年金の運用を個人でやる「確定拠出年金」という制度が主流になりつつあるそう。
今まで一定額上乗せだったものが自分の運用次第で上乗せされる額が変わるということです。
簡単に言うと確定拠出年金とは60歳以降に下ろせる積立貯金のようなもの。
運用(積立)すると決めた金額は毎月給料から天引きされ、その分の税金は払わなくても良いので年間でざっくり5万円ほど節税効果があるとのこと。
しかも運用で儲かった分の税金は運用期間中払う必要がなく!
NISAのように5年という期間の制限もない!
なおかつ運用した分はきちんと老後年金に上乗せされる。
良いことだらけな気がしますよね…
確定拠出年金にも種類がいくつかありますが、自分(or旦那さん)の会社に企業年金制度がなくても個人型に加入することができるみたいです。
年金なので60歳まで下ろせないですし、主婦や公務員は加入できないのがデメリットではありますが今までこの制度について全く知らなかったのですぐにでも始めたいお金の対策だなぁと思いました。
まとめ:正しく資産運用すればお金の心配事は減らせる!
かなり長くなってしまいましたが、日本に本帰国したら最低でも上記の対策をしてお金の心配事を減らしていけたらいいなぁと思います。
ふるさと納税だったり保険のこと、家を買うことなどお金の話はまだまだたくさんありますよね。
知識がないだけで手元にあるお金が損することになるのはやっぱり悔しいので、今後もアンテナを張りつつゆる〜く老後のことやお金のことを考えていきたいと思います。